ロリポップ!レンタルサーバーの利用トラブルロリポップ!レンタルサーバーの利用

ロリポップ!WordPressのアップロードサイズの上限値を変更する方法

ロリポップ!レンタルサーバーの場合、Wordpress内でアップロードができる容量は20MBもしくは100MB等となっています。外観、プラグインは大半のものが100MBまでとなっていますので問題はありませんが、

  1. 他社のレンタルサーバーからWordpressの投稿内容をAll-in-One WP Migrationプラグインなどを利用してロリポップ!レンタルサーバーに移したい場合(引っ越し)
  2. バックファイルとしてすべてを保存しておきたい場合

上記の場合はファイル容量が100MBを超えてしまう場合がありますので、上限値の変更をおこなう方法をご紹介します。変更をおこなうには以下の方法などがあります。

  1. WordPressの設置をおこなっているディレクトリにphp.iniファイルの作成をおこなってみましたがファイルのアップロード上限値の変更は可能ですが指定通りの数値の変更はできませんでした。
  2. エコノミープラン、ライトプラン、スタンダードプランの場合はPHP CGI版の利用が可能です。PHP CGI版の場合は、php ini設定の変更が可能なのですが、ロリポップ!レンタルサーバーの場合はupload_max_filesizeと「 post_max_size 」の初期設定は20Mです。また変更が2MBまたは20Mのどちらかしか変更ができません。memory_limit  については表示がありません。
  3. WordPressにはプラグインというプログラム導入システムがあります。ファイルアップロード上限値の変更がおこなえる
    1. WP Increase Upload Filesize | Increase Maximum Execution Time
    2. Increase Maximum Upload File Size
    3. Big File Uploads – Increase Maximum File Upload Size

    等のプラグインがあり、3種類ともインストールをおこない利用をしてみましたがロリポップ!レンタルサーバーを利用したWordpressの場合はインポートをおこなった後にエラーが表示されました。

  4. WordPress内の.htaccessファイルに記述をおこなうことでアップロードサイズの変更がおこなえましたので下に説明を記載しています。

WordPressのアップロードサイズの上限値を変更する方法:ライトプラン、スタンダードプランのPHP CGI版とPHPモジュール版の場合

ライトプラン、スタンダードプランの場合でWordpressの最大アップロードサイズの上限を変更されたい側のロリポップ!ドメインもしくは独自ドメインが設定されてある「ユーザー専用ページ」にログインをおこない

「サーバーの管理・設定」にマウスのカーソルを合わせて右に表示がされた「PHP設定」をクリックしてください。ロリポップ!ドメインおよび独自ドメインに設定がされているPHPのバージョンが表示されます。

PHPのバージョンを変更します

スタンダードプランの初期設定はモジュール版になっています。モジュール版のままだとphp.ini設定の変更およびWordpressファイルの.htaccessが優先になっていませんでしたのでPHP(CGI版)に変更をおこないます。

一部のプラグインはPHP8.0(CGI版)に対応されていない場合があります。そのためインポートをおこなうドメイン側のPHPの設定には以下を参考にしてください。

  1. 出力をおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP7.4(モジュール版)の場合は、インポート先はPHP7.4(CGI版)に変更をおこなってください。
  2. 出力をおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP8.0(モジュール版)の場合は、インポート先はPHP8.0(CGI版)に変更をおこなってください。
  3. エクスポートをおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP7.4(CGI版)の場合は、インポート先もPHP7.4(CGI版)に変更をおこなってください。
  4. エクスポートをおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP8.0(CGI版)の場合は、インポート先もPHP8.0(CGI版)に変更をおこなってください。
  5. 現時点でご自身が利用されているWordpressのファイル上限を上げたい場合でPHP7.4(CGI版)をご利用されている場合はPHP7.4(CGI版)のままで問題はありません。
  6. 現時点でご自身が利用されているWordpressのファイル上限を上げたい場合でPHP8.0(CGI版)をご利用されている場合はPHP8.0(CGI版)のままで問題はありません。

(設定例として)バージョンが表示されている隣の↓をクリックして7.4(CGI版)を選択してクリックしてください。

OKをクリックしてください。その後、10分ほどお待ちください。

php ini設定内のphp_value, php_flagをONにします

.htaccessの追加記述を優先するためにphp_value, php_flagを利用可能にする 設定内容をONにする必要があります。PHP7.4(CGI版)もしくはPHP8.0(CGI版)でも同じで「php.ini」の設定をクリックしてください。

その他の php_value, php_flagを利用可能にする 設定内容をONを選択します。この設定が「 On 」の場合 .htaccess の設定内容が優先されます。

「php.iniを設定する」をクリックします。

OKをクリックします。

.htaccessファイルにアップロード容量の変更をおこなう記述を追加します

「サーバーの管理・設定」にマウスのカーソルを合わせて右に表示がされた「ロリポップ!FTP」をクリックしてください。

ログインをおこなうとディレクトリトップが表示されます。

  1. ロリポップ!ドメインの場合はディレクトリトップに.htaccessファイルがありますのでそちらをクリック
  2. 独自ドメインの場合で公開アップロードフォルダ名を入力された場合は公開アップロードフォルダ名のフォルダをクリック

.htaccessファイルをクリックします。

.htaccessファイルの内容が表示されます。

例としてWordPressの最大アップロードサイズを512MBに変更をおこなう場合は以下の構文を#END Wordpressの下に入力します(コピー&貼り付けでも可能です)その後に保存する」をクリックします。

  1. memory_limit # メモリの使用量の設定をおこないます
  2. post_max_size # POSTデータに許可される最大サイズの設定をおこないます
  3. upload_max_filesize # アップロードされるファイルの最大サイズ設定をおこないます

php_value memory_limit 512M
php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M

OKをクリックします。

WordPressで最大アップロードサイズの上限値が変更されたかを確認します。こちらでの確認は2種類です。

2種類とも512MBに変更ができています。512MBの設定でall in One WP Migationでエクスポートをおこなった340MBのファイル容量のインポートテストをおこない成功しています。

WordPressのアップロードサイズの上限値を変更する方法:ハイスピードプラン、もしくはエンタープライズプラン PHP(LiteSpeed版)の場合

LiteSpeed版についてはphp iniを利用して設定の変更がおこなえませんがphp_value, php_flagがONになってる状態で.htaccess の追加記述内容が優先される状態です。

ハイスピードプランもしくはエンタープライズプランの場合、PHP7.4(LiteSpeed版)もしくはphp8.0(LiteSpeed版に初期設定がされています。

一部のプラグインはPHP8.0(CGI版)に対応されていない場合があります。そのためインポートをおこなうドメイン側のPHPの設定には以下を参考にしてください。

  1. エクスポートをおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP7.4(LiteSpeed版)の場合は、インポート先もPHP7.4(LiteSpeed版)に変更をおこなってください。
  2. エクスポートをおこなったWordpressのPHPのバージョンがPHP8.0(LiteSpeed版)の場合は、インポート先もPHP8.0(CGI版)に変更をおこなってください。
  3. 現時点でご自身が利用されているWordpressのファイル上限を上げたい場合でPHP7.4(LiteSpeed版)をご利用されている場合はPHP7.4(LiteSpeed版)のままで問題はありません。
  4. 現時点でご自身が利用されているWordpressのファイル上限を上げたい場合でPHP8.0(LiteSpeed版)をご利用されている場合はPHP8.0(LiteSpeed版)のままで問題はありません。

.htaccessファイルにアップロード容量の変更をおこなう記述を追加します

.htaccessファイルに記述を追加するだけの作業になります。「サーバーの管理・設定」にマウスのカーソルを合わせて右に表示がされた「ロリポップ!FTP」をクリックしてください。

ログインをおこなうとディレクトリトップが表示されます。

  1. ロリポップ!ドメインの場合はディレクトリトップに.htaccessファイルがありますのでそちらをクリック
  2. 独自ドメインの場合で公開アップロードフォルダ名を入力された場合は公開アップロードフォルダ名のフォルダをクリック

.htaccessファイルをクリックします。

.htaccessファイルの内容が表示されます。例としてWordPressの最大アップロードサイズを512MBに変更をおこなう場合は以下の構文を#END Wordpressの下に入力します(コピー&貼り付けでも可能です)その後に「保存する」をクリックします。

例としてWordPressの最大アップロードサイズを512MBに変更をおこなう場合は以下の構文を#END Wordpressの下に入力します(コピー&貼り付けでも可能です)その後に保存する」をクリックします。

  1. memory_limit # メモリの使用量の設定をおこないます
  2. post_max_size # POSTデータに許可される最大サイズの設定をおこないます
  3. upload_max_filesize # アップロードされるファイルの最大サイズ設定をおこないます

php_value memory_limit 512M
php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M

OKをクリックします。
WordPressで最大アップロードサイズの上限値が変更されたかを確認します。こちらでの確認は2種類です。
2種類とも512MBに変更ができています。512MBの設定でall in One WP Migationでエクスポートをおこなった340MBのファイル容量のインポートテストをおこない成功しています。

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